嚥下まるわかり集Q&A
嚥下(えんげ)とは?
食物などを口から胃まで運ぶ「飲み込み」のことを「嚥下(えんげ)」と言います。高齢や病気のために、この「飲み込み=嚥下」がうまくできない方がいます。うまく飲み込めない状態とは、イラストの【正しい飲み込み】ができていな状態を指します。
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飲み込み第一期
(口腔期)食塊をのどに送り込む時期
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飲み込み第二期
(咽頭期)「ごっくん」と飲み込む瞬間
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飲み込み第三期
(食道期)食道に入った食物が胃へと送り込まれる時期
誤った飲み込み:老化や病気のために、飲み込む力が弱くなったり、あやまって水分や食物が気管に入ったり、むせたりします。中には、気管に水分などが入っても気づかずに、肺炎になってしまうこともあります。
「飲み込みが困難な方」は、どんな悩みを抱えていますか?
さまざまな悩みが考えられます。
飲み物や水分が飲みにくいと、栄養や水分補給の面でよくない状況になります。
飲食は健康の基本。「仕方ない」と放っておくと、精神的にも肉体的にもよくありません。
飲み込みにくい食品とは、どんなものですか?
水分、パサパサしたもの、まとまりにくいもの、ベタつくものが飲みにくい食品です。
飲み込みやすくするには、どうすれば良いですか?
「うまく飲み込めない」って、どういうことですか?
食物などを口から胃まで運ぶ「飲み込み」のことを「嚥下(えんげ)」と言います。
高齢や病気のために、この「飲み込み=嚥下」がうまくできない方がいます。
うまく飲み込めない状態とは、イラストの【正しい飲み込み】ができていな状態を指します。
食物などを口から胃まで運ぶ「飲み込み」のことを「嚥下(えんげ)」と言います。
高齢や病気のために、この「飲み込み=嚥下」がうまくできない方がいます。
うまく飲み込めない状態とは、イラストの【正しい飲み込み】ができていな状態を指します。
【正しい飲み込み】
- 飲み込み第一期(口腔期)
- 食塊をのどに送り込む時期
- 飲み込み第二期(咽頭期)
- 「ごっくん」と飲み込む瞬間
- 飲み込み第三期(食道期)
- 食道に入った食物が胃へと送り込まれる時期
- 【誤った飲み込み】
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老化や病気のために、飲み込む力が弱くなったり、あやまって水分や食物が気管に入ったり、むせたりします。
中には、気管に水分などが入っても気づかずに、肺炎になってしまうこともあります。
嚥下サポート食には、どんな種類がありますか?
液体や通常食を飲み込みやすくする食品、飲み込みやすい形状に仕上げたとろみ食やゼリー食などがあります。
液体や通常食を飲み込みやすくする食品、飲み込みやすい形状に仕上げたとろみ食やゼリー食など、嚥下サポート食には、目的に応じてさまざまな種類があります。
●食品にとろみをつける
- ソフティアS(とろみ食用テクスチャー改良材)
●食品をゼリー状にする
- ソフティアG(ゼリー食用テクスチャー改良材)
- ソフティアU(ゼリー食用用テクスチャー改良材)
- ソフティアiG/ENS(流動食用テクスチャー改良材)
●ゼリー状の栄養補助食品
- ブイ・クレスゼリー(微量栄養素補給ゼリー)
- アイソトニックゼリー(嚥下困難な方の水分補給用ゼリー)
- アイソトニックグリーンゼリー(嚥下困難な方の水分補給用ゼリー)
- アイソFOゼリー(食物繊維&オリゴ糖配合ゼリー)
- アイオールソフト(豆乳ベースの濃厚固形食 )
- プロッカZn(たんぱく質&カルシウム補給できるフレッシュゼリー)
- はい!ババロア(低タンパク・高カロリーのデザート)
濃厚固形食とは、どんなものですか?
食事を十分に食べられない人の栄養補給を目的に、体の健康維持に必要なたんぱく質・脂質・糖質・ビタミン・ミネラルをバランス良く配合した食品です。
濃厚固形食は、濃厚流動食とどう違うのですか?
飲む”のではなく“食べる”という点が異なります。
濃厚固形食に含まれる栄養成分は、ドリンクタイプの「濃厚流動食」と似ています。しかし、“飲む”のではなく“食べる”という点が異なり、通常の食事に近い形と言えます。
嚥下サポート食とは、どんなものですか?
「うまく飲み込めない」、「飲み物にむせてしまう」など、飲み込みがうまくできない方の飲み込みをサポートする食品です。
食べ物や飲み物を飲み込むことを「嚥下(えんげ)」と言います。
加齢や病気などによって嚥下しにくくなると、栄養不足や脱水症状を起こすことがあります。また、食べ物や飲み物が誤って気管に入ると、「むせる、喉につかえる」などの問題もでてきます。
嚥下サポート食は、「うまく飲み込めない」、「飲み物にむせてしまう」など、飲み込みがうまくできない方の飲み込みをサポートする食品です。ただし、嚥下サポート食は、使用すれば確実に誤嚥が防げるという食品ではありません。
現在では、このような嚥下が難しくなった方をサポートする製品が数多く市販されています。それぞれの製品の特徴をよく知って、上手に取り入れましょう。
テクスチャー改良材とは、どんなものですか?
粉末タイプのテクスチャー改良材を使用する場合の注意点を教えてください。
粉末タイプのテクスチャー改良剤を使用する場合、以下の点にご注意ください。
- 粉末のまま食べないでください。
- 熱湯をご使用の際は、火傷しないようご注意ください。
- 既に粘度がついた状態のものに、粉末を追加すると、ダマができる場合がありますので、ご注意ください。
栄養補助ゼリーとは、どんなものですか?
飲み込みに不安のある方でも、ビタミンやミネラルなど、体に必要な栄養素を簡単に摂ることができる製品です。
一般には、ゼリー、ババロア、プリンなど、カップタイプの製品が多く市販されています。ニュートリー製品には、以下のような栄養補助ゼリーがあります。
- アイソトニックゼリー(嚥下困難な方の水分補給用ゼリー)
- アイソトニックグリーンゼリー(嚥下困難な方の水分補給用ゼリー)
- アイソFOゼリー(食物繊維&オリゴ糖配合ゼリー)
- プロッカZn(たんぱく質&カルシウム補給できるフレッシュゼリー)
- ブイ・クレスゼリー(微量栄養素補給ゼリー)
- ブイ・クレスハイプチゼリー(小容量で微量栄養素とカロリーが補給できるゼリー)
- はい!ババロア(低タンパク・高カロリーのデザート)
- アイオールソフト(豆乳ベースの濃厚固形食)
カップタイプの栄養補助ゼリーを使用する場合の注意点を教えてください。
カップタイプの栄養補助ゼリーを使用する場合、以下の点にご注意ください。
- 食感が損なわれますので、凍らせないでください。
- フタを勢いよくはがすと、内容物表面の水分が飛び散る場合がありますので、ご注意ください。
- また、ハイプチゼリーは必ずスプーンですくってお召し上がりください。
水分補給用ゼリーとは、どんなものですか?
さらさらの液体を飲むとむせてしまう方でも、無理なく水分を補給できるゼリータイプの飲料です。
ニュートリー製品には、以下のような水分補給用ゼリーがあります。
- アイソトニックゼリー(嚥下困難な方の水分補給用ゼリー)
- アイソトニックグリーンゼリー(嚥下困難な方の水分補給用ゼリー)
- アイソFOゼリー(食物繊維&オリゴ 糖配合ゼリー)
水分補給ゼリーを使用する場合の注意点を教えてください。
水分補給ゼリーを使用する場合、以下の点にご注意ください。
- 凍らせるとゼリーの食感が損なわれますので、冷凍しないでください。
- 容器を強く押すと、内容物が飛び出ることがあります。
- 飲み口が鋭くなる場合がありますので、ご注意ください。
- ハイプチゼリーに関しては、必ずスプーンですくってお召し上がりください。
濃厚固形食・嚥下サポート製品を使用する場合の注意点を教えてください。
濃厚固形食・嚥下サポート製品を使用する場合、上記の注意のほか、以下の点にもご注意ください。
- 食物アレルギーのある方は、パッケージ、パンフレット等に表記してある原材料名を必ずご確認ください。
- 嚥下サポート製品は、それを使用することで確実に誤嚥が防げるというものではありません。
- 必ず賞味期限を守り、開封後はすぐに使用してください。
また、衛生上、容器の再利用や別用途でのご使用はおやめください。 - 常温・暗所にて保存してください。
- 凍結するような場所、光の当たる場所、高温になる場所での保存は避けてください。
- 容器に「漏れ・膨張・破損」が見られるもの、開封時に「色・におい・味」等に異常のあるものはご使用を中止してください。
- 落下や衝撃等は「漏れ・破損」の原因となりますので、お取り扱いに注意してください。
とろみとゼリーはどちらがいいのですか?
ご利用者の「飲み込み(えん下)」機能の状態によって、適応が変わってまいります。
かかりつけの医師や言語聴覚士などの専門家に相談して、ご利用者にふさわしい嚥下サポート食をご利用ください。
動画集「飲み込みなめらか」
飲み込みなめらかvol.1] 「うまく飲み込めないって」どういうこと? |
飲み込みなめらかvol.2 飲み込みにくい食品とは? |
飲み込みなめらかvol.3 飲み込みやすくするには? |
嚥下サポート商品ラインナップ
アイソトニックゼリー |
ソフティアS |
ソフティアU |
ブイ・クレスゼリー |
プロッカZn |